2025.09.24
三誠AIR断震システムについて、第3回となる今回は外からではわからない、内側の紹介です。
というものの、施工後変わる内観といえば本来一箇所だけで、それが下の操作盤です。

これを使用し、通常メンテナンスとしてのシステム稼働等を行います。
そこまで大きいものではないので、もし気になるようでしたら目立たないようにするのは比較的容易なのではないでしょうか。
しかし完全に隠してしまうとよろしくありません。
その理由は下の写真を御覧ください。

これがカバーを外した状態なのですが、下部に青い電池様のものが目立ちますが、これこそバッテリーなのです。
停電等で外部からの給電がなされない状況下において、バッテリー駆動に切り替わりシステムを使用していく、いわば生命線と呼ぶべきものです。
このバッテリーは三誠AIR断震システムとしては第五世代にあたり、これまでは充電式であったものを、電池式の使い捨てに変更しています。
この電池一回につき一度のシステム使用が可能なので、停電中でも計6回は大きな地震への備えとなるのです。
もし長期間電池の使用がなされなかった場合、8年で交換、ということを推奨しています。。
費用としては2025年時点で1本¥6,000程度+工賃だそうです。
また、交換が必要になった際には操作盤にその旨警告がでるようになっている他、連絡させていただくこともありますので、不測の事態にバッテリー切れで動かない、という最悪の状況は防げるような努力がなされています。


最後はコンプレッサーと内部配線ですが、意外とコンパクトに纏まっています。
コンプレッサーに関してはわかりやすく配置してあるだけ、とのことで、通常は見えない場所に設置するそうです。
内側からは以上です。
次回は注意事項等をまとめていこうと思いますので、またご観覧ください。