2025.09.16
三誠AIR断震システムについてのブログ②です。
今回は外から見た特徴をお届けします。
先ずはシステムにおいて重要なエアタンクです。

モデルハウスでは25~30平米、2階建ての建物でこのエアタンクを3個敷地内に埋没させていました。
続いて、家が浮くに際して必要な、地面と接する箇所に関しての工夫です。
建物が浮上するにあたって、揺れている地面と接する箇所が多いとその分だけその効力は減少してしまいます。

まず玄関ではポーチが地面と切り離されており、浮上の際に一緒に浮くようになっています。

他にも外壁から伸びる配管類も一部をフレキシブルジョイントにすることで、浮上の際に破損を防ぐことができるのです。
そして今回の締めとして、果たしてどの程度建物が浮かぶのか、についてです。

この写真は浮上していない状態で、30mm地点に住宅下部があります。これがどこまで浮くのかというと、システム使用時にはおおよそ50~55mmまで浮上するのです。
上昇幅が少ないように感じますが、地面と接することがなければ揺れを感じにくくなるので必要にして十分というわけです。
浮上後は2~3分程かけてゆっくり地面に戻っていくので、衝撃があったり、駆体損傷の可能性といったものはありません。
今回の外観から見る三誠AIR断震システムは以上です。
次回は内側からの様子等をお届けしていきます。